手書きスケッチからこだわりを120%再現したレストラン店舗

今回は自宅の一部をレストランとしてリフォームされた「野菜Ristorante」です。大阪の枚方にある自家栽培のお野菜にこだわったお店の施工事例を紹介しましょう。

今回の依頼はお客様が用意された手書きのスケッチから始まりました。
そのスケッチにはカウンターの高さや色、装飾、角度、支柱の数や、厚みやカーブの形状、天板の塗装まで細かく描かれ、その内容は細かすぎるほどの内容。他の工務店からは希望通りに作り上げるのは難しいと言われたそうです。
確かに、断られたと言うのも納得の難問も・・・。
それは天板の塗装に金粉を散りばめたようなメタリックな質感のカウンター。木材に自動車の塗装のような光沢を持たせるもので一般的に不可能です。

そこで今回担当したのは、お客様からの要望が多ければ多いほど燃えると言う施工管理を担当する今村です。彼曰く、確かにお客様が望まれたカウンターのデザインは「どうすべきか」頭を抱えながらも「これだから面白い」と常に前向き。
今回の無理難題も決して諦めず、現場のメンバーに協力を仰ぎ、知恵を絞り、特殊技術を持つ塗装会社の方を巻き込んで、お客様のリクエストに応えて行く。
ほら!メタリックな質感のカウンターが完成しました。不可能はありません。

そして、海外より取り寄せられた大理石調のストーンパネルの裏にライトを仕込ませた絶妙の透明感。そして複数の柄を組み合わせたタイルの壁面。
この柄の配置デザインも客様のこだわりです。照明でタイルが品よく煌めき美しい!

更に、カウンターに見られる厚みやカーブの形状は、納得いただくまで図面を引き直して提案し、削り出しを行いました。これも自社工場を持っているリクリエイトの強みがあるからこそ出来る技。
上を見上げると、壁と同様に濃紺で統一された天井に“星”が照明で表現され、その配置は適当ではなく、こちらも全てイメージされたもの。

施工の際は、慎重に配置のパターンを確かめ、お客様の描く”星空”のイメージを一緒に確認しながら「これだ!」という絶妙な並びで完成させました。確かに見上げると、とっても癒しを感じます。
最後に、改装前の状態はこんな感じでした。

こだわりと愛情たっぷりのお店は時間をかけて丁寧に仕上げました。手書きスケッチから始まった今回のご依頼。とても満足して頂けてホッとしています。
ありがとうございました。